対談・コラム

Google広告のスマートショッピングキャンペーンに関するFAQ

Google広告の「スマートショッピングキャンペーン」は、ECサイトの商品を、Google検索ネットワーク+Googleディスプレイネットワークの両方で広告できる、便利なキャンペーンです。本記事では、「スマートショッピングキャンペーン」に関するFAQに回答いたします。

目次

  1. 「スマートショッピングキャンペーン」と「通常のショッピングキャンペーン」の違いは?
  2. 「通常のショッピングキャンペーン」+「動的ディスプレイキャンペーン」を並行稼働することと、「スマートショッピングキャンペーン」を稼働することは、どう違うの?
  3. 「スマートショッピングキャンペーン」のキャンペーン分けのコツは?
  4. 「スマートショッピングキャンペーン」の効果を最大化するための、リマーケティングタグの設定方法は?

「スマートショッピングキャンペーン」と「通常のショッピングキャンペーン」の違いは?

いちばんの違いは、広告の配信面である、と考えるとわかりやすいです。

上記のとおり、「通常のショッピングキャンペーン」の主な配信面は、Search面(Google検索ネットワーク)です。
「スマートショッピングキャンペーン」は、Search面(Google検索ネットワーク)に加えて、広大なDisplay面(Googleディスプレイネットワーク)にも商品情報を配信することができます。

「通常のショッピングキャンペーン」+「動的ディスプレイキャンペーン」を並行稼働することと、「スマートショッピングキャンペーン」は、どう違うの?

Display面(Googleディスプレイネットワーク)へ商品情報を広告配信することは、「動的ディスプレイキャンペーン(クリエイティブアセットに商品フィードを含むディスプレイキャンペーン)」を使用することでも実現可能であり、必ずしも「スマートショッピングキャンペーン」を使用する必要はありません。

それでは、「通常のショッピングキャンペーン」+「動的ディスプレイキャンペーン」を並行稼働することと、「スマートショッピングキャンペーン」を稼働することは、どう違うのでしょうか?

答えとしては、ユーザーの目に触れる広告にはほとんど違いはありませんが、広告主にとっては、例えば次のような違いがあります。

「通常のショッピングキャンペーン」+「動的ディスプレイキャンペーン」の並行稼働の場合

  • Google検索ネットワークとGoogleディスプレイネットワークへの予算配分=手動
  • Google検索ネットワークにおける検索語句レポートの提供=あり
  • Googleディスプレイネットワークにおけるターゲティング(オーディエンス・プレースメントの設定)=手動

「スマートショッピングキャンペーン」の場合

  • Google検索ネットワークとGoogleディスプレイネットワークへの予算配分=自動(内訳の開示もなし)
  • Google検索ネットワークにおける検索語句レポートの提供=なし
  • Googleディスプレイネットワークにおけるターゲティング(オーディエンス・プレースメントの設定)=自動(スマートディスプレイキャンペーンと同様。内訳の開示もなし)

どちらがどういう人に適しているの?

  • 「スマートショッピングキャンペーン」が適しているのは「広告予算内でECサイトの売上を最大化したい人」です。
  • 「通常のショッピングキャンペーン」+「動的ディスプレイキャンペーン」の並行稼働が適しているのは、広告予算内で売上を最大化することよりも、次のようなことを優先する必要がある人です。
    • Google検索ネットワークとGoogleディスプレイネットワークへの予算配分をコントロールすること
    • 広告の配信地域について「対象国=日本」よりも詳細に指定すること
    • Googleショッピング広告の検索語句レポートを得ること,除外キーワードを設定すること
    • 動的ディスプレイ広告のオーディエンスやプレースメントを手動で設定すること

「スマートショッピングキャンペーン」のキャンペーン分けのコツは?

  • 広告予算内でECサイトの売上を最大化したい人には、すべての商品を1個のスマートショッピングキャンペーンに含めて配信することが推奨されています。(https://www.youtube.com/watch?v=CYdTtvP5QFg の1:22)
  • すべての商品を1個のスマートショッピングキャンペーンに含める運用においては、すべての商品が一律の基準(典型例はROAS―商品のクリック費用でクリック後に発生したECサイト売上を割ったもの)で評価されて、各商品の露出がGoogleによって自動的にコントロールされる結果、あまり広告に表示されない商品が出てきます。そこで、
    • ROASは高くないが、利益率が高い商品たち
    • ROASは高くないが、売りたい商品たち、売る必要がある商品たち
    • ECサイトの売上に強く貢献することが(Googleによる評価を待たずに)人によって予想できる商品たち

    上記のような商品の広告露出を確保するためには、次のように対処します。

    • 複数のスマートショッピングキャンペーンを作成する。
    • 各スマートショッピングキャンペーンにおいて広告したい商品群を設定する。
    • 各スマートショッピングキャンペーンに適切な日予算を設定する。

「スマートショッピングキャンペーン」の効果を最大化するための、リマーケティングタグの設定方法は?

スマートショッピングキャンペーンを通じてDisplay面・Search面に配信される広告に、よりユーザーの関心に適合する商品情報を表示するためには、ECサイトに設置するGoogle広告のリマーケティングタグを通じて、ユーザーが閲覧した商品ID等の情報をGoogleへ伝えることが重要です。具体的な方法について、次の記事にまとめましたのでご参考ください:Google広告|動的リマーケティングタグの設定方法

[藤本 2020年6月30日公開]