目次 Criteoとは? 大手ECサイトも利用する強み 効果の出やすい業種と出稿条件 Criteoのフィード仕様 必須項目 任意項目 Criteoのタグ設定方法 タグの種類 Criteoの開始手順 申込 キャンペーン準備 確認・開始 |
Criteoとは?
参考:criteo
Criteo(クリテオ)は、2005年にフランス・パリで創業した、世界的なネット広告配信のプラットフォームを持つグローバル企業です。プロダクトとしては、リターゲティング型の動的ディスプレイ広告配信の「Criteoダイナミック リターゲティング」が有名です。そのほか、以下のようなプロダクトがあります。
- 動画広告
- Criteoトラフィックジェネレーション
- オムニチャネル
- アプリ広告
- オーディエンスマッチ
- カスタマーアクイジション(CCA)
大手ECサイトも利用する強み
Criteo(クリテオ)は、日本におけるECサイト売上高「上位100社※」において、85%以上に実施されています。※日経新聞ネット通販売上高ランキング2020年度調査(数値は過去導入実績分含む)
Criteoの強みを大きくまとめると、以下の3つの要素があげられます。
- ユニークなコマースデータ:ファーストパーティーメディアネットワークが識別子を関連付け、幅広いドメインを横断した消費者リーチが可能。
- AI技術に基づくエンジンアルゴリズム:コマースデータを活用し、適切な見込み客や顧客に向けたメッセージング、商品レコメンド、クリエイティブを最適化。
- 大規模でユニークな配信ネットワーク:信頼とブランドセーフティを重視したグローバルパートナーと、日本のインターネットユーザーへのリーチ率92.6%※を誇る豊富な掲載ネットワークへ配信。※配信が保証されるものではありません
効果の出やすい業種と出稿条件
Criteo(クリテオ)は、通販・人材・不動産・旅行といった、商品点数が数千~数十万点以上となるような商品点数の多い業種で多く利用されています。
主な出稿条件としては、Criteoダイナミック リターゲティングでは以下の通り。
- 月間UU数:4万UU数~
- 最低入札単価:CPC20円(Net)~
- 最低出稿予算:50万(Net)~※月額予算ではない
Criteoのフィード仕様
Criteo(クリテオ)がサポートしている商品カタログ(商品フィード)のフォーマットは、CSVおよびXMLです。Criteoで利用する商品カタログは、次のようなフィールド(項目)があります。
業種ごとに必須項目が多少異なるのですが、一般/小売のフィード仕様は次のようになっています。
必須項目
id | 単一商品を表す一意の識別子。商品SKU指定推奨。 |
---|---|
title | 通常、商品詳細ページに表示される商品名。バナーで商品名として表示される。 |
link | 通常、特定の商品に固有の商品詳細ページURL。ページ内商品情報とカタログ内商品情報が一致していなければならない。 |
image_link | 特定の商品の画像へのファイルパスを指定するURL。このURLで指定された商品画像がバナーに表示される。 |
price | バナーに表示される商品価格。ウェブサイトと同じ通貨である必要がある。 |
任意項目
additional _image_link |
特定の商品の画像へのファイルパスを指定するURL。このURLで指定された商品画像もバナーに表示できる。 |
---|---|
sale_price | セール中の商品価格。 |
availability | preorder(仮注文)/out of stock(在庫切れ)/in stock(在庫あり)いずれかを入力、その商品がサイトで購入できるかどうかを示す。out of stock状態の商品はバナー表示対象外となる。 |
description | バナーに表示される商品説明。※Facebookに広告を出稿する場合は必須 |
google_product _category |
Googleの商品分類に基づいて、もっとも関連性の高い商品カテゴリーを指定する。これにより、最適な広告が表示されるようになる。 |
brand | 商品ブランド名を指定。※Criteoリテールメディアで必須 |
star | アイテムの評価。 |
item_group_id | 親レベルの一意の商品識別子。商品カタログ内で、サイズ・カラー違いなどのバリエーション商品をグループ化する。 |
adult | すべてのユーザー・オーディエンスに商品を提示しても安全かどうかを示す属性。アダルト商品はCriteoバナーで表示できない可能性がある。 |
Criteoのタグ設定方法
Criteo(クリテオ)のタグ設定方法には、次の3通りがあります。
- パートナー統合(ガイド付きセットアップ):利用中のECプラットフォームを選択、商品カタログのセットアップからプラグインのひとつを実装している場合は、タグを確認できます。
- Googleタグマネージャー(ガイド付きセットアップ):データレイヤーの有無によって以下いずれかの方法で実装する。
―Google拡張データレイヤーあり:コンテナをダウンロードしてGoogleタグマネージャーにインポートします。
―カスタムデータレイヤーあり:マクロをGoogleタグマネージャー変数の名前に置き換えます。
―データレイヤーなし:画面の指示に従ってデータレイヤーを設定します。 - 手動設定:Webサイトのコードにアクセスできる場合は、提供されたコードをコピーして、Webサイトの指定ページに貼り付け、タグを実装できます
パートナー統合では、利用中のECプラットフォームを選択します。商品カタログのセットアップからプラグインのひとつを実装している場合は、タグを確認できます。
タグの種類
Criteo(クリテオ)のタグには以下の5種類があります。
トップページタグ | トップページに埋め込むタグ。離脱したユーザーの追跡が可能です。 |
---|---|
一覧ページタグ | カテゴリーページまたは検索結果ページに埋め込むタグ。特定の商品・カテゴリーに対するユーザーに興味・関心を追跡します。 |
商品詳細ページタグ | 商品詳細ページに埋め込むタグ。商品詳細ページは、その商品に対して興味関心が強いユーザーが訪れるページであり、非常に重要なタグです。 |
カート・申込ページタグ | 買い物かごページに埋め込むタグ。購入意欲の高いユーザーを追跡できます。また、カートに入っている商品や一緒に購入される商品の傾向を分析できます。 |
コンバージョンタグ | 購入完了ページに埋め込むタグ。ユーザーの購入商品を追跡できます。管理画面に購買状況を即時反映させ、購入商品をバナー非表示にすることも可能です。 |
優先度としては、商品詳細ページ/コンバージョン>トップページ>一覧ページ/カート・申込となります。配信の精度を高めるためには、すべてのタグを実装するのが理想です。
Criteoの開始(導入)手順
Criteo(クリテオ)の利用開始(導入)手順は、申込/キャンペーン準備/配信開始に大きく分けられます。
利用するプロダクトにより多少異なりますが、Criteoダイナミック リターゲティングを利用する場合、次のような手順になります。キャンペーン開始までの目安は、フィードを送付してから約2週間です。
申込
- 掲載可否判断:1カ月分のUU数が分かるキャプチャ、CVR、KPO、平均購入単価など、掲載可否判断に必要な各種数値をCriteoに送付します。
- 申込:掲載可能な場合、Criteoに申込メールを送付し、発行された申込書へ電子署名を実施します。
- アカウント発行:Criteo側で申込書の電子署名確認を行い、アカウントが発行されます。
キャンペーン準備
- フィード作成・アップロード:フィードを作成して、ホスト先サーバへアップロードします。サーバはHTTPサーバ推奨。アップロードが完了したら、Criteoに「フィード確認依頼」を送付します。
- デモバナー確認:ロゴデータを添付して、Criteoに「デモバナー作成依頼」を送付します。Criteoよりデモバナーが発行されるので、確認の上、承認の旨を返信します。
- タグ実装・確認:タグを実装します。発火不備がないか確認の上、問題がなければ「タグ確認依頼」をCriteoに送付します。
- パラメーター設定:ログ・プロダクトエリア共通のパラメーターの場合は、管理画面>「クリエイティブ」より設定を行います。
確認・開始
- 配信開始依頼:キャンペーン準備がすべて完了したことを確認の上、Criteoに「配信確認依頼」を送付します。
- キャンペーン配信開始:Criteo側でキャンペーン設定の最終確認が行われ、配信が開始されます。
参考:criteo
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