こんにちは!コマースリンクの角(すみ)です。
昨年末にアディダス ジャパンが導入し、話題となった「Googleローカル在庫広告」についてご紹介します。ローカル在庫広告とは、Googleが提供している実店舗への来店を促す広告で、Googleショッピング広告と類似している広告です。それでは早速、ローカル在庫広告についてご紹介していきます。
ローカル在庫広告が表示されるロジック
ローカル在庫広告が表示される仕組みとして、ユーザーが検索した「キーワード」や、ユーザーの現在地の情報に基いて、ユーザーの付近の実店舗が商品の在庫を持っている場合に、広告に「店舗在庫あり」と表示されます。または、実店舗までの距離が表示される場合もあります。
【表示イメージ】
通常、ショッピング広告をクリックした場合、Google Merchant Centerに登録されているフィードデータの link 項目に設定されている商品詳細ページに遷移しますが、ローカル在庫広告の場合は、「ローカルストアフロント」と呼ばれる、独自のLPに遷移します。
ローカルストアフロントページでは、実店舗の電話番号や住所、営業時間や店舗までのルートなどを確認することが可能です。
参考:https://support.google.com/merchants/answer/3057972
ローカル在庫広告を出稿する方法と注意点
ローカル在庫広告を始めたい!という方は、まず下記をクリアにしておきましょう。
※広告を開始する前に、登録した在庫フィードと店舗の在庫数の一致を確認するフローが発生するため。
開始までの大まかなフローは下記をご参考ください。
- ローカル在庫広告を有効にする
- ローカル商品フィード※を作成する
- ローカル商品在庫フィード※を作成する
- Google Merchant Center に上記2フィードを登録する
- 在庫確認をおこなう
※Google Merchant Center上で、[Merchant Center プログラム]のローカル在庫広告の[開始]をクリックする作業です。
※ローカル商品フィードとは、実店舗が販売するすべての商品情報のデータフィードです。
※ローカル商品在庫フィードとは、商品と販売している店舗情報を紐付けるデータフィードです。
※在庫確認担当者(広告主)が、Google社と連絡し、在庫確認をおこないます。
上記が完了すると、広告の配信が開始されます。日本の場合、実店舗の在庫情報を所持していない企業も多く、まずは在庫情報の連携から始めないといけない…という企業様が多い印象を受けます。
しかし、実店舗の在庫情報がしっかり連携できれば、効果が見込める広告ですので、ぜひ中長期的に取り組んでみてくださいね。
ローカル在庫広告と相性のいい「来店コンバージョン計測」
Google AdWordsでは、オフラインコンバージョンである「来店コンバージョン※」が計測可能です。導入にはいくつか条件がありますが、導入できた場合はローカル在庫広告をクリックしたユーザーがどれだけ実店舗に来店したかを数値化することができます。
計測された来店コンバージョンは、AdWordsの管理画面にて確認できます。
※計測される来店コンバージョンは、ロケーション履歴をオンにしているユーザーのサンプル集合を集計、匿名化したデータに基づく推定値です。
参考:https://support.google.com/adwords/answer/6100636?co=ADWORDS.IsAWNCustomer%3Dfalse&hl=ja
まとめ
ローカル在庫広告について、理解できましたか?
すでにGoogleショッピング広告を実施済みで、実店舗をもっている場合は、ぜひ導入を検討してみてはいかがでしょうか?
まずはGoogleショッピング広告から始めたい!という場合は、ぜひ「DFO(データフィード最適化)」をご活用くださいませ。
⇒DFOサービスについて、詳しくはこちら
[角 2018年1月15日公開]