【こんな方におすすめの記事です】
- EC事業者または広告代理店のマーケティング担当者
- Google 商品リスト広告や動的リマーケティング広告の運用担当者
- Googleマーチャントセンター用の商品データを作成している担当者
2016年2月に、Googleマーチャントセンターの仕様変更が発表されました。
本記事では、Googleマーチャントセンターの仕様変更の内容と、広告運用の担当者がやるべきことを解説します。
何が変わるの?これだけ知っておきたい3つのポイント
2016年5月16日(月)から、「固有商品ID」の一つである「GTIN」の記載が必須になります。
GTIN(ジーティン,Global Trade Item Number)とは、国際標準の商品識別コードの総称のことで、日本では、JANコードやISBNコードがこれにあたります。
従来、対象は50のブランドに限定されていましたが、今回からはJANやISBNが割り当てられているすべての商品が対象になります。
「お客様が販売している商品をGoogleが正確に理解し、より関連性の高い方法でユーザーに広告を表示することによって、広告のパフォーマンスを向上させる」とGoogleは言っています。
これまで言語や地域ごと順次適用されることが多かったGoogleの仕様変更ですが、今回はグローバルで一斉に変更が行われます。
ポイント1 対象となる商品は?
対象商品
JANまたはISBNコードが存在する商品すべて
対象外
他で販売されていない独自の商品や、中古品・カスタムメイド品・ハンドメイド品・ヴィンテージ商品など、
JANコード、ISBNコードが存在しない商品
ポイント2 対応のメリットは?対応しなかった場合のリスクは?
メリット
より多くの場所で広告が表示されることで、広告のパフォーマンス向上につながります。
正しくGTINコードを表示することでコンバージョン率が20%増加した例もあるとGoogleは言っています。
リスク
対応しなかった場合、商品アイテムレベルで広告が不承認になる、すなわち広告の掲載ができなくなる可能性があります
ポイント3 広告運用の担当者がやるべきこと(EC事業者、広告代理店)
商品データフィードを作成・運用している方は、2016年5月16日までに、商品データにJAN・ISBNコードを記載するための仕組みを整えましょう。
EC事業者
- 掲載する商品に、JAN・ISBNコードが存在するかを確認する
- 存在する場合は、JAN・ISBNコードを入手する(SKU単位で)
- 商品データにJAN・ISBNコードを記載する
広告代理店
広告主(EC事業者)に以下を確認し、商品データを更新しましょう。
- 掲載する商品に、JAN・ISBNコードが存在するか
- JAN・ISBNコードの提供が可能か(SKU単位で)
- どのように提供してもらうか(継続的に)
今後、新商品を掲載するときも、この一連の対応をお忘れなく!
Google動的リマーケティングへの広告出稿に欠かせないGoogle Merchant Centerの開設からAdWordsアカウントへの紐づけ、フィードの設定について解説します。
参考リンク
Google Merchant Center ヘルプ
Google Commerce Blog
商品データフィードについては、このように仕様やレギュレーションが頻繁に変更されます。
一方で、データフィードの品質は、広告効果に直結します。
- 新仕様への対応が難しい
- データフィード作成にかかる工数を削減したい
- 広告効果を高めたい
と感じたら、プロにお任せするのも一つの手です。
もしお困りのことがございましたら、お気軽にお問合せください。
[酒井 2016年4月13日公開]
Google新仕様に対応!データフィード最適化サービス「DFO」