仕組み、メリット、運用のコツまでわかりやすく解説します
- データフィードの仕組み
- データフィードのメリット
- データフィードがよく利用されている広告媒体
- データフィードを最適化するポイント
- データフィードツール(DFO)の運用レベル
- データフィード最適化ツールDFOでできること
- DFOならではの広告出稿のメリット
- データフィード広告:DFOを利用して出稿できる媒体
- データフィード最適化サービスDFO運用の強み
- よくあるご質問
データフィードの仕組み
データフィードとは、Webサイト上の商品情報や求人情報、物件情報などを抽出して、Web広告媒体(広告配信サイト)やWebサービスのエンジンが認識できるように加工し、供給(フィード)する仕組みのことです。 Googleショッピング広告では商品フィードとも呼ばれています。供給先の媒体によって指定されるデータのフォーマットが異なるため、それぞれに最適なフォーマットに加工する必要があります。私たちニフティライフスタイルの「DFO」は、広告効果を最大化するためにフィードデータを最適化し、各媒体の管理画面などへ自動送信するための支援をさせていただくサービス(ツール)です。
▼データサンプル
商品名や価格などをcsvファイルなどに書き換えた一覧データです。
データフィードのメリット
①広告効果の向上
データフィードを活用することで、在庫状況や価格などの情報を広告クリエイティブに反映できます。一定の更新頻度で情報が反映されるため、ユーザーに対してより鮮度の高い訴求が可能になり、クリック率やコンバージョン率の向上が期待できます。さらに、動的広告では個々のユーザー属性に合わせた訴求内容を自動生成できるため、広告投資に対する成果(ROAS)を最大化しやすくなります。
②効率的な広告運用
一度データフィードを構築すれば、新商品追加や価格変更、在庫切れといった情報も、定期的なバッチ更新により自動で反映されるため、個別に修正作業を行う必要はありません。データ作成に時間や手間をかける必要がなくなるため、運用担当者は広告の最適化や効果分析といった本来注力すべき業務に集中できるようになります。
③幅広い広告媒体への配信
データフィードは Google 広告、Facebook/Instagram、LINE、Criteo、メルカリAds、各種 DSP など主要なプラットフォームの動的広告フォーマットに対応しているため、新規チャネルへの展開がスムーズになります。結果として、多様なタッチポイントでの広告接触機会が増え、より広範なターゲットへリーチできるようになります。
データフィードがよく利用されている広告媒体
Googleショッピング広告
Google ショッピング広告は、ユーザーが Google でキーワード検索を行った際、検索結果の上部に商品画像や価格情報付きで表示される広告です。
・物販系 EC サイトで特に高い導入率
・画像とテキストを組み合わせた訴求力
・検索クエリに応じて最適な商品を自動表示
検索キーワードに応じて候補や広告の内容が動的に表示されるため、データフィードの精緻化が広告効果を左右します。フィード内の在庫情報や価格を正確かつ最新の状態に保つことで、ユーザーに最も関連性の高い広告を届けられます。
Google ショッピング広告:表示の仕組みから出稿手順、運用改善まで
criteo
Criteo(クリテオ)は、一度サイトを訪れたユーザーに対して最適化されたリターゲティング広告を配信するプラットフォームです。
DFOでは、Criteo向けのデータフィード作成から最適化までを一貫サポート。豊富な実績と専門知識を活かし、より精度の高いフィード構築で広告効果向上をお手伝いします。
RTB HOUSE
RTB HOUSEはディープラーニングを活用した成果報酬型のダイナミックリターゲティング広告を主軸とした媒体です。
ディープラーニングによる最適化が強み「RTB HOUSE」の特徴と広告配信までの流れ
Facebookダイナミック広告
Facebookダイナミック広告は、あらかじめ登録した商品カタログとFacebookユーザーの興味・行動データを組み合わせ、各ユーザーに最適化された広告を自動配信できるサービスです。
・過去にサイト訪問のない潜在層にもアプローチ可能
・Facebookだけでなく、InstagramやAudience Networkへの配信にも対応
・ユーザーの閲覧履歴やアクションを分析し、ひとりひとりにパーソナライズされたリターゲティング広告を展開
これにより、従来の一斉配信では届きにくかった見込み客への訴求力を大幅に高めることができます。
Facebookダイナミック広告とは?ピクセル、カタログ、出稿方法を解説
LINEダイナミック広告
LINEダイナミック広告は、LINEが提供するサービス(LINE NEWS、LINE マンガ、LINE BLOGなど)に広告を配信できるサービス。媒体内のアップデートが積極的に行われており配信面も拡大しています。
LINE広告「LINE Dynamic Ads」タグ設定方法と配信開始までの手順まとめ
Instagramショッピング機能(Shop Now)
Instagramショッピング機能はInstagramのフィード投稿やストーリーズに商品やURLなどのタグをつけることができる機能です。Facebookダイナミック広告と同様、Facebook内で「カタログ」を作成し、Instagramビジネスアカウントとリンクすることで利用を開始することができます。
YDN動的ディスプレイ広告
YDN動的ディスプレイ広告は、訪問ユーザーの閲覧行動と広告主の商品情報を組み合わせてひとりひとりに最適な内容を自動で表示するYahoo!のダイナミック広告です。Yahoo! JAPANのトップページやYahoo!が持つ各サービスページにも配信されます。
メルカリAds
月間アクティブユーザー数約2,300万人を誇る日本最大のフリマアプリ「メルカリ」内で、検索連動型の商品フィード広告や静的バナー広告を配信できる、新しい広告配信サービスです。
求人広告
indeed、求人ボックス、スタンバイなどの求人サイトでもデータフィードがよく利用されています。DFOでは各プラットフォームの要件に合わせたフィードの構築をお手伝いいたします。
データフィードを最適化するポイント
広告パフォーマンスを最大化するには、キャンペーン運用だけでなく、各広告媒体やサービスに最適化された高精度のフィードデータをいかに提供できるかがカギとなります。
データ品質の担保
・商品名・説明文・画像URLなど必須項目の正確性をチェック
・禁止文字の混入や、制限長を超過していないか等、作成時に各媒体仕様に合わせた確認を実施
属性の網羅性と一貫性
・サイズ、カラー、価格、在庫状況など、媒体が要求するすべての属性を漏れなく含める
カテゴリ・ブランドの適切なマッピング
・各広告プラットフォームのカテゴリー体系に合わせてカテゴリIDを設定
更新頻度とタイムリー性
・在庫切れや価格変動をリアルタイムに反映するため、フィード更新はできるだけ高頻度に
・定期自動更新のスケジュールを組み、手動オペレーションを最小化
フォーマット・スキーマの厳守
・各媒体が指定するファイル形式(XML/CSV/TSV)やフィールド命名規則に準拠
・エンコーディングや文字コード(UTF-8など)のミスマッチを回避
エラーハンドリングとモニタリング
・フィード生成時のエラーはメールでリアルタイム通知
・成功・失敗レポートをダッシュボード化し、異常検知を自動化
テスト配信による事前検証
・テストデータを作成し、本番配信前に検証可能
多言語・多通貨対応(グローバル展開時)
・言語ごとに別フィードを用意し、タイトルや説明文をローカライズ
・通貨や税設定も各地域仕様に合わせる
これらを組み合わせることで、正確かつ最新の情報を安定的に広告媒体へ届けられ、CTR/CVRの向上やROASの最大化につながります。
DFOなら、精度の高いフィードデータを各媒体・サービスに提供可能
データフィード運用
クリエイティブ、タイトル、説明文の加工 etc…
広告キャンペーン運用
フィード値を使った、入札の最適化
データフィードツール(DFO)の運用レベル
多くの企業がかかえる課題として、データフィードツールをうまく運用できておらず、ステップ2止まり。
ステップ4まで押し上げるには多くの人手、労力が必要です。
データフィード最適化ツールDFOでできること
データフィードツール(DFO)を使うことで、人力で行うと多くの時間がかかる作業を自動かつ高速で回すことができます。
DFOならではの広告出稿のメリット
DFOを導入することで、最小限のチーム体制で広告効果を最大化することが可能になります。
広告効果の向上:掲載商品のコントロール開始後、ROASが2割アップしたお客様もいらっしゃいます。(弊社実績)
多媒体への出稿が可能に:同時に複数の媒体を運用することができます。DFOのお客様1サイトあたりの平均出稿媒体数は3媒体となっております。(2024年3月時点)
少ないチーム体制で運用を回せる:最新の商品情報を手間なく工数をかけず、自動取得&自動出稿が可能になります。
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広告効果の向上
2割UP
※掲載商品のコントロール開始後
(弊社実績)- ・商品名・商品説明文の加工による露出拡大
- ・商品グループラベルの活用による「売りたい商品」の露出確保
- ・広告掲載商品のコントロールによる効率改善
-
多くの媒体への出稿が可能に
3媒体
同時に複数の媒体を
運用することができます- ・1サイトあたりの平均出稿媒体数
(2024年3月時点)
- ・1サイトあたりの平均出稿媒体数
-
少ないチーム体制で運用可能
1人~
最新の商品情報を
手間なく工数をかけず、
自動取得&自動出稿運用
①商品データと連動した広告を様々な媒体へまとめて出稿できます
DFOはEC・人材・旅行・不動産などの幅広い業種で利用されています。お客様のサイトをクローリングして商品データを抽出し、各広告配信媒体用にデータフィードを作成することも可能です。
②ユーザーの興味関心に合わせた広告配信ができます
ダイナミック広告、動的リターゲティング広告、検索連動型広告などのデータフィード広告の多くは、ユーザーの興味・関心に合わせた広告を配信します。検索行動に合った商品や、過去に閲覧した商品、類似する商品をおすすめすることが可能なため、通常のディスプレイ広告と比較してクリック率やコンバージョン率が高い傾向があります。
お持ちの商品情報から、様々な情報をフィードに登録しておくことでお客様の関心に合わせた項目を広告として掲載できます。
「商品画像」「商品名」「価格」「サイズ」「商品詳細」など…
③お客様に最適なクリエイティブを自動生成
データフィード広告は、商品ごとに訴求が可能です。広告に表示される商品名や価格は、データフィードをもとに自動的に生成されます。商品ごとに広告クリエイティブを作成する手間がかからず、また、価格などの変更もすぐに広告に反映できる点もとても効率的です。EC、人材、旅行、不動産業界など、多くの商材を扱う企業に適した広告メニューといえます。
データフィード広告:DFOを利用して出稿できる媒体
※このほか、新しい媒体にも対応しています。お気軽にお問い合わせください。
データフィード最適化サービスDFO運用の強み

1日1回、365日の更新
DFOは商品データファイルの連携、もしくはサイトクローリングにより最新情報をデータフィードに反映します。1日1回、365日の更新により新商品の販売機会を逃しません。高機能なクローリングにより広告主のWebサイトから直接データ取得を実施するため、データファイルを準備することなく、 フィードの作成が可能です。毎日のデータ更新ができない、元となる商品データを出せないといった課題を解決します。「SKU単位による情報取得」、「JavaScriptで作られているページ」も対応します。

柔軟&スピーディーなデータフィード加工
DFOスタッフはおよそ1,000サイトのデータフィード作成経験から培ったデータフィード最適化のノウハウを持つプロ集団です。商品名の加工、効果測定パラメータの付与、カテゴリの紐づけなど幅広くスピーディーに対応し、お客様の販売機会を逃しません。

インハウスもご支援します
DFOマネージャーならインハウスでデータフィードを簡単に構築できます。社内のフィード業務を効率化し、迅速な施策の実行、データフィードの一元管理を実現します。フィードの管理をすべてお任せできるアウトソース型の「DFOプレミアム」もございます。お気軽にお問い合わせください。
よくある質問
A.
お客様の課題をヒアリングさせていただき、データフィード作成について最適なプランをご提案、費用も合わせてお見積りいたします。
A.
データの用意がなくてもウェブサイトからデータを自動で読みにいくクローリングをはじめ、お客様の負担を最小限に抑えながらデータフィードを用意します。
A.
データフィードは元データをいただいて作成もできますし、ウェブサイトからデータを自動で読みにいくクローリングで商品データ収集(自動更新)が可能です。難しい作業はございません。Javascript で作られているページや動的に作られているページにも柔軟に対応可能ですのでお気軽にご相談ください。(一部の場合を除く)
A.
※「ショッピング広告」は「商品リスト広告(PLA)」から名称が変わりました。 はい、必要になります。ショッピング広告の実施に必要なデータフィードをGoogleマーチャントセンターに登録することで「動的リマーケティング広告」などの別の広告にも活用できます。
A.
データフィードツールやデータフィードを扱う業者を比較するサイトがございます。 DFOはITreviewに掲載されており、お客様からのレビューもございますのでぜひご参考ください。
A.
DFOは、データフィード最適化はもちろん、媒体ごとのタグ設置サポートも可能です。
A.
ホテル広告データフィードは、
- ・ホテルリスト(宣伝するホテル)
- ・料金(さまざまな旅程の最新の価格セット)
- ・ランディング ページ(広告をクリックしたときにユーザーに表示されるウェブサイトのページ)
A.
データフィードは自社サイトの商品や求人などのデータを、各Web広告媒体(広告配信サイト)やWebサービスのエンジンが認識できるよう加工し供給する仕組みで、Googleショッピングでは「商品フィード」とも呼ばれます。
A.
キャンペーン調整以上に、精度の高いフィードデータを各媒体へ提供できるかが鍵です。タイトルや説明文を最適化した高品質フィードがパフォーマンス向上を左右します。
A.
DFOは商品名・説明文の加工、ラベル付与、各媒体向けフォーマット変換などの手作業を自動化し、高速で各広告媒体へフィードを送信できます。
A.
掲載商品のコントロールを開始した事例では、DFO導入後にROASが約2割アップした実績が報告されています。
A.
2024年3月時点で、DFO利用サイト1件あたりの平均出稿媒体数は3媒体。複数媒体を同時運用しやすいのが特長です。
A.
DFOはEC・人材・旅行・不動産など幅広い業種で利用され、サイトをクローリングして抽出した商品データから媒体別フィードを生成します。
A.
はい!最新の商品情報を自動取得・自動出稿できるため、DFOの活用でお1人でも複数の広告媒体の運用が可能です。